(2019-1月のしたがきに書き足したものです)
20歳になった瞬間悲しくてふがいなさで死ぬかと思ったけど みんな祝ってくれている ありがとう
小学生の頃によくあった、夜寝る際の全身にコンクリートの感覚がめり込むような幻覚たちを、忘れかけている。忘れることは人生だ。らしいよ。じゃあ大人になってもいいかな
「そーゆう星のもと生まれたのだ仕方ない」
この商店街がシャッター通りになるのも時間の問題だった。
僕はこう、悶々と悶々と、悶々としながら一日を終えるだけの思考するタンパク質だったから、生物として敗北だったように思う。
中高とそれで生きてきたのに、大学に入ってすぐ、何を勘違いしたのか、社会性が少しでもあると思ってしまったのだ。ああ、青空の向こう、透明なビルが浮かんでいる。透明都市ではきっと穏やかな暮らしだ。ここでは、もののかたちが見えすぎてしまうんだ。耐えられなくなった奴は向かって行くんだと思う。まあでも、雲の上の都市でも、社会性は必要だと思うけど。
飯も食わないから、どんどんバカになる気がした。大学入った末路がこれって、みんな泣いてると思う。それにしても、お前の飯の食み方が、なんかすごい動物的で、気持ち悪く思った。無力感の正体を皆(ここでいう皆は結局僕の周囲、心理的なものも含む、半径1mくらいの人たちのことである)探している。一般武装もままならない僕らは、外にも出られない僕らは、どうしたらいいのか。そこにはいつも、手癖で作り上げてきた城があった。たまに壊そうとしたこともあったけど、これが壊れてしまえば、自分の生きてる価値はかけらもなくなってしまうように思えた。だから、この城をもう少しだけでも補強しようと思うのだ。そのうち招待状を書きますから、お待ちください
「地元」
無意味に本屋を彷徨う、中学生と目が合う
薄緑のジャケットと無造作なショートヘア
紺のジャージと黒髪のポニーテール
二人の視線が交わった一秒間、世界が静止したが、今の僕にはそれを何かに変える気力も、アイデアも、なかった。(勝手に色々言ってごめんなさい)
社会性が無くて自信を失いかけている話をしたところ、そんなことないよと言ってくれる人がいるのだ、小さいことを気にしすぎなのだ、第一…。
あ、てか、もう大体、もうその目、僕のこと友達と思ってないじゃん…。だって、人前でそんな電話、しないじゃん普通…。いや、もともと分からないことだった、あの時は、小さかったから…。
落ち込んで下向いて歩いていたら 空からかつおぶしの匂いがしてきて 全部ばかばかしくなったとさ 終わり
「地元2」
ああ、また勝手にすべてを知ったような気になっていた、僕は君を僕の部屋(今はないけど)招いたこともなかったのに!
今度はおいでよ それですべてを知ったような気になってほしいし、させてほしいよ
平気じゃないんだいつも
平気な感じにしないでよ
ね